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国家・治世・社会とお金

国に三年の蓄(たくわ)えなければ、国、その国に非ずという。
『穀梁伝(こくりょうでん)』より

大国が、私的な浪費や不始末によって貧乏になるようなことはけっしてないが、公的な浪費や不始末によってそうなることは時々ある。
アダム・スミス

多蔵して用いず、これを怨府(えんぷ)と謂(い)う。
『説苑(ぜいえん)』より

一人の利害は、一国の利害に一致し、一国の利害は万国の利害と一致す。
コブデン

一国が富めば、すべての人の心に大望を抱かせ、貧困になれば、すべての人の心に絶望を生じさせる。大望は労働によって刺激され、絶望は怠惰によって慰められるのである。
モンテスキュー

国家最大の損失は人身の田畠(たはた)の荒れたる事也。其次は田畠山林の荒れたる事也。
二宮尊徳

ある国に多くの大富豪がいたとしても、財産の平等な分配がないなら、その国は貧しい。
フリードリッヒ・リスト

必需品の範囲を超えたそのような財貨にたいする需要の存在せぬ国家においては私人は怠惰へと沈淪(ちんりん)し、人生を楽しむすべをすべて失い、国家にとり無用有益の存在と化します。
ヒューム

所得税は己(おのれ)の良心にかけられた税と認識すべきである。
ミル

重税を納めているサラリーマンは、全体としてみれば日本国の大株主である。
盛田昭夫

裕福な人が貧乏な人々を助けないこと、民族風習や法律を軽視し、官僚たちを敵とみなすこと、こんな出来事が起こっている民族には泥棒、嘘つきやペテン師が増え、青空の太陽の光が妨げられる。つまり、国家は危険にさらされる。
チンギス・カン

この世で避けて通れないもの、それは死と税金。
ベンジャミン・フランクリン

あらゆる借金の中で人々は税金を一番払いたがらない。これは政府に対するなんという諷刺(ふうし)であろうか。
エマーソン
罰金とは悪事への税。税とは成功への罰金。
ヨーロッパの言葉

高価で厖大(ぼうだい)な財産ができてくると、どうしても政府を樹立する必要が生じる。財産がないか、あったとしても、たかだか二、三日の労働の価値を超えるものは、何もない所では、政府はそれほどなくてはならぬものではない。
アダム・スミス

貧しい国がなぜ貧しく、豊かな国がなぜ豊かなのか。その理由が明らかになったことはない。
ポール・サミュエルソン

今も昔も人間万事金といふものが土台であるから、もしこれが無かった日には、いかなる大政治家が出ても、到底その手腕を発揮することができない。財政が困難になると、議論ばかりにやかましくなって何の仕事も出来ない。そこへ付け込んで種々の魔がさすものだ。
勝海舟

口を開けて待っているだけでやってくるものは、税金と死だけである。
ヨーロッパのことわざ

今の支配階級が賢いと思うのは、ほとんどの人間が何の見返りもなくあくせく働いて重税を払うこの社会体制に対し、国民の大多数に疑問を抱かせないところである。
ゴア・ヴィダル

所得税はゴルフよりも、多くのアメリカ人を嘘つきにする。
ウィル・ロジャーズ

公の税金は、それを吸い上げる源から遠ざかれば遠ざかるほど重くなってくる。
ルソー

どうして200ドル増税という「わずかな増税」で、30セントは「大幅減税」なんだ?
ペグ・ブラッケン
財産は天下の生民(せいみん)を養(やしな)はんために、天地の生じたまふものなれば、かりそめにも貪(むさぼ)り私すべきものにあらず。
中江藤樹(とうじゅ)

政府は税収を使い切るために肥大化しつづける。
アーサー・ブロック

人間はある特殊なことで他の動物と異なっている。動物は本能を持ち、人間は納税の義務を持っている。
アーヴィング・ゴッフマン

正義ー忠誠・税金・個人的奉仕に対する報酬として、一国の政府が市民に売りつける品質の落ちた商品。
アンブローズ・ビアス

人間の知恵が発達したとはいっても、いまだに公平な課税方法を考え出していない。
アンドリュー・ジャクソン

人が貧乏で飢えているのをみれば、これを救うのは社会の義務である。ただ、他人に対する義務だけでなく、自分の権利を守る道、つまり自分として当然のことなのである。
中江兆民

昔は個々人の財産は公共の財源をなしていたが、当今では公共の財源が個々人の家産になっている。
モンテスキュー

世上の金銀財宝はとかく平等には行わたり難きものにて、片ゆきするは古今の常にて程良く融通するようには成難き事也(なり)。
本居宣長

経済ハ民ヲシテ信ジセシムルニアリ。民信ゼズシテ何ヲカナサン。民ヲ信ジセシムルコトハ唯ソノ身ノ行イニアルノミ。
山片蟠桃(やまがたばんとう)

経済組織のピラミッドの基底に忘れられた人間。
ルーズベルト

あらゆる政府において、公人は消費するのみで何一つ生産しない。
ルソー

白河の清き流れに魚住まず にごる田沼の水ぞ恋しき
落首

病は快楽への税金である。
イギリスのことわざ
金持の贅沢をのぞき、その財貨によって貧乏人を救い、貧者のなまけ心をふるいたたせ、おかげによって家業を行なえば、自然と財宝が生まれ、国富も豊かになりましょう。
二宮尊徳

少人数がきわめて富み、多数者が貧しいために人々が絶えず自分の富もしくは貧困を考えざるをえないような社会は、戦争状態にある社会である。
ハロルド・ラスキ

あらゆる戦争の根源は盗人(ぬすびと)根性である。
ショーペンハウエル

平和が金を生み、金が戦争を生む。
フランスのことわざ

治世(ちせい)に利を捨てるは天理にあらず。民を愛しすぐるは天理にあらず。
海保青陵(かいほせいりょう)

異国交易は、相互に国力を抜き取らんとする交易なれば、戦争も同様なりき。
本多利明

財聚(あつ)まれば即(すなわ)ち民散(さん)じ、財散すれば即ち民聚まる。大学』より

悪貨さかんに世に行なはるなれば、積金皆隠る。
三浦梅園(ばいえん)

今日のこの最高の文明の中で人々が欠乏のために衰え死んでゆくということは、自然がもの惜しみをしているためではなく人間の不正のためである。
ヘンリー・ジョージ

むかし景気のよかったものは、復古を主張し、いま景気のよいものは、現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは、革新を主張する。
魯迅(ろじん)
有恒産者有恒心 無恒産者無恒心 荀無恒産 放辟邪侈
<安定した収入があれば心は安定し、無ければ安定しない。安定した収入が無ければ欲しいままになり邪に走る>
孟子

世間では不景気などと嘆(たん)じて居るが、これは上に立つ人の心がけ一つでずいぶん救済の方法もあるものだ。
勝海舟

インフレは罪に似ている。どの政府も非難し、どの政府も実行する。
フレデリック・リース・ロス

働け、働け、プロレタリアート諸君。社会の富と、君たち個人の悲惨を大きくするために。働け、働け、もっと貧乏になって、さらに働き、惨めになる理由をふやすために。これが、資本主義生産の冷酷な法則なのだ。
ポール・ラファルグ

物価には為政者の勝手にできないわけがあって、みだりに上げ下げを命令してはならないものである。物価の高下は賤民(せんみん)のなりわいから出て、自然に立つ相場であるから、みだりに干渉できないことであるといえよう。
本多利明

経済予測家にとっていちばん有利なことは、あらゆる予言が、正しいにせよ間違っているにせよ、まもなく忘れられてしまうことだ。
J・K・ガルブレイス

鹿が水辺を求めて鳴くように、世界市場はただ一つの富である貨幣を求めて叫ぶ。
マルクス

どんな社会も、その成員の圧倒的大部分が貧しくみじめであるとき、その社会が隆盛で幸福であろうはずは決してない。
アダム・スミス

供給の経済学は、貧しい人びとの犠牲において富裕な人びとのために所得と富を再分配する政策をおおい隠す、皮肉なイチジクの葉であるばかりか、それはアメリカの支配階級全面的な知的破産をも表している。
P・M・スウィージー

自由競争は、なにごとを意味していると思うか。ただ少数階級の横暴ではないか。多数人類の苦痛ではないか。貧富の懸隔(かけへだて)ではないか。不断の恐慌ではないか。財界の無政府ではないか。
幸徳秋水
経済学を学ぶ目的は、経済学者にだまされないためである。
ジョーン・ロビンソン

価格はその国に存在する財貨および貨幣の絶対量に依存するよりはむしろ、現に市場に到来しているかもしくは到来する可能性のある財貨の量と現に流通している貨幣の量とに依存します。
ヒューム

日本という国が豊かなのは、日本人が貧しいからだという逆説が成り立つように思える。
ジャン・ボードリヤール

労働者は商品の買い手として市場にとって重要である。しかし彼らの商品(労働力)の売り手として見れば、資本主義社会は、これを最低限の価格に引き下げる傾向をもつ。
マルクス

資本家・工業家が生産の過剰に苦しむ、と称している反面においては、見よ、幾千万の下層人民が、つねにその衣食の不足を訴えて号泣しつつあるではないか。
幸徳秋水

真に自由な国では、市民は自分の手ですべてを行い、金銭ずくでは何もしない。自分の義務をまぬがれるために金を払うどころか、金を払ってでも自分の義務を自分で果たそうとするであろう。
ルソー

経済トハ、国土ヲ経営シ、物産ヲ開発シ、部内ヲ豊富ニシ、万民ヲ救済スルノ謂ナリ。故ニ国家ニ主タル者ハ一日モ怠ルコト能ハザルノ要務ナリ。
佐藤信淵(のぶひろ)

天下の富をもつてして、天下の経済に困るといふ理屈は無い筈(はず)だ。
勝海舟
公共の金庫や収入の強奪および使い込みは、一私人にたいする強奪や詐欺よりも、おおきな犯罪である。公共から強奪するのは、大勢から一度に強奪することだからである。
ホッブズ

民の困窮は世の中の驕(おご)りから生ずるものである。
熊沢蕃山(ばんざん)

貧しい国家とは、とりもなおさず国民が裕福な国家である。富んだ国家とは、国民が一般に貧しい国家である。
トラシー

歳入を計るには、人民が供与しうるものによるべきでなく、人民が供与すべきものによるべきである。
モンテスキュー

国債の大半はつねに、利子収入で生活する非生産的なひとびとの手中にあります。それゆえ、国債は役立たずで非活動的な生活を大いに助長します。
ヒューム

よく統治された社会では、人民の最下層にまで広く富裕がゆきわたるが、そうした富裕をひきおこすのは、分業の結果として生じる、さまざまな生産物の巨大な増加にほかならないのである。
アダム・スミス

政府の長期年金の価値は、その認められた期限の終わりに近づけば近づくほど、減少していく自然的かつ不可避的傾向をもっている。
マルサス

経済に倫理を。
アマルティア・セン

本来の指導者は消費者である。経済を『指導する』人々といっても、ただ欲望ないし需要および与えられた手段と生産方法とが彼らに命ずるところを実行するものにすぎない。
ヨーゼフ・シュンペーター

奢侈(しゃし)は近代資本主義の発生を、各種各様の面でうながした。たとえば奢侈は封建的な富を市民的富(負債!)に移行させるうえに、本質的な役割をはたした。
ヴェルナー・ゾンバルト

貧民の増加は、ほんとうは現在の経済組織と社会組織が不良であるためにほかならぬ。
幸徳秋水
産業上あるいは金融上の危機が自殺を増加させるといっても、それらが生活の窮迫(きゅうはく)をうながすためではない。なぜなら、繁栄という危機も、それと変わらない結果をもたらすからである。
デュルケーム

普通の人間が、あるいは社会で重きをなしている人たちでさえもが、実際には蓄財熱に強く浮かされている(ような社会である)かぎり、ゲームを規則と制約のもとに行わせるのが、なんといっても賢明な思慮ある政治というものかもしれない。
ケインズ

金と権力を政府に与えることは、ウィスキーと車の鍵を十代の子どもに与えるようなものだ。
P・J・オローク

私はケチだから麦飯を食べているわけではない。いま天下は乱れに乱れ、領民も安らかな日は一日もない。そんななか私一人が暖衣飽食などできるものか。
徳川家康

今日では、公金と公職につくことから得られる利得のために、人々はいったん公職についたが最後、そこにいつまでも居すわろうとのぞむのである。
アリストテレス

金が自由になれば人間を駆使できるのだし、おまけに、人間を駆使できれば、また金がはいってくるのだ。
ジェファソン

富める者のみが支配すると、貧しい者の利益は常に危険にさらされる。貧者が法をつくれば、富者の利益は不安定になる。
トクヴィル

今に日本は立ち直る。必ず立ち直る。
吉田茂
金銀が下に多くなれば、天下が衰微(すいび)することがある。なぜならば、金銀が多いと驕(おご)りが増す。驕りが増せば、民から取り上げることが多い。
熊沢蕃山(ばんざん)

世の中は金銭の少ないところがおもしろいのだ。
二宮尊徳

公共の幸福のために商売しているというふりをする人々が幸福を大いに増進させたなどという話を聞いたことがない。
アダム・スミス

もし財貨のために人々が集まって国家共同体を形成したのだとしたら、国家にかかわりをもつのはまさに財貨にかかわりをもつ範囲においてということになるだろう。
アリストテレス

およそ国を治める第一の要諦は、自国の国力を富ますことである。国力を富ますには、なんといっても外国の宝を自国に入れることが、第一に肝要なことである。
工藤平助

一面において、死ぬ覚悟をしたという軍人が、一面においては、商人の賄賂(わいろ)をふところに入れて、その金額がかぞえきれない。これを名づけて、愛国心という。
幸徳秋水

右肩上がりの経済でなければ生きていても面白くない。
関本忠弘

おやまあ、政府のために金を使ったのに、二十年前に三分の一の金を使ったときよりも、少しもよくないじゃないか。
ウィル・ロジャース

国全体の経済を論じるなら、国内の産物だけでその国を養うというのは、大きな心得違いである。
本多利明

社会主義者たちは、利益を上げることを悪習だと考えている。—しかし私は、真の悪習は損失を生むことであると考えている。
ウィンストン・チャーチル

国を富ますの法とて特別にその手段あるにあらず、ただ全国の人民が人々の私を営んで一身一家を富ますよりほかならず。
福沢諭吉
買うことをやめて売ることのみをつとめて金銀ばかり国内に殖(ふ)えたとて、なんのためになるでござろう。飢饉(ききん)の時、金銀を食いて腹が満ちましょうか。極寒の時分、金銀を体に纏(まと)いていたならば暖かでござろうか。また外寇襲来する時にあたりて金銀の台場を築いたらば、防禦(ぼうぎょ)ができるでござろうか。国家の富というものは金銀にあらずして物品にあるということは、実に明瞭ではござらぬか。
加藤弘之

およそ官のものは、金銭はもとより、どんな小さいことでも、天から落ちてくるのではなく、地面から出てくるものでもなく、みな人民のふところから、生まれないものはない。つまり、人民は官吏(かんり)というものの第一の主人なのだ。
中江兆民

戦争をもって商業をなさんより商業をもって商業をなすにいずれ。それ貿易の主義は平和の主義なり。
徳富蘇峰(とくとみそほう)

巣箱の利益にならざることは、蜜蜂(みつばち)の利益になり得ず。
マルクス・アウレリウス

それ驕(おごり)をもて治めたる世は、往古(おうこ)より久しきを見ず。
上田秋成