社会・世間の見方が変わる
世界の涙の総量は不変だ。
ベケット
ほかのものは消え失せたっていい、醜いんだから。
ボリス・ヴィアン
青年は誠実であろうとするが、実際には違う。老人は不誠実であろうとするが、実際にはそうなれない。
オスカー・ワイルド
臆病な者は死ぬ前に何度も死ぬが、勇敢な者は一度しか死を味わわない。
シェイクスピア
うぬぼれ心のせいで、私たちの記憶はひどく捻じ曲がることがある。
ジョーゼフ・コンラッド
子どもを生むとき、母親自らもまた生まれ変わる。
ギルバート・パーカー
悪魔も天使もごっちゃまぜが子供なのである。
佐野洋子
祖父母に劣れる父母 さらに劣れるわれらを生めり われ遠からずして より劣悪なる子孫をもうけん
ホラティウス
「近代的」といふ言葉の意味は、「性急(せっかち)なる」といふ事に過ぎない。
石川啄木
国家の不幸は詩歌の幸い
趙翼(ちょうよく)
智といふは大かた悪才なり。
上田秋成
私たちの知っている偉大なものは、すべて神経質の人から来たものです。
プルースト
常識のあることは非凡なことである。
グリーリー
嘘には3種類ある。嘘とひどい嘘、そして統計である。
ディズレーリ
付焼刃でない正真正銘の人間の存在意義を突き留めようとするのは、らつきようの皮を剥ぐようである。
正宗白鳥
人は誰しも、おのれ一人の生涯をひとりで生き、おのれ一人の死をひとりで死ぬものです。
ヤコブセン
何心(なにごころ)なき空のけしきも、ただ見る人から、艶(えん)にもすごくも見ゆるなりけり。
紫式部
大文字ばかりで印刷された書物は読みにくい。日曜日ばかりの人生もそれと同じだ。
ジャン・パウル
女の最も大きな名誉は、ひとの口の端にのぼらないことである。
ペリクレス
人かならず理欲の二つありて、その欲をつかさどるを神といひ、理をつかさどるを人といふ。
富士谷御杖(みつえ)
人間は従順な動物であり、どんなことにも馴れてしまうところの存在である。
ドストエフスキー
社会はその破壊者を愛せず。
エマーソン
子はあなたを介して生まれるのだが、あなたから生じたものではない。あなたと一緒にいるだけであって、あなたの一部ではない。
カリール・ジブラーン
人生はB級映画に似ている。観るのを途中でやめようとまでは思わないが、もう一度観ようとは思わない。
テッド・ターナー
子どもなんて持つものじゃないよ。持つのなら孫にしなさい。
ゴア・ヴィダル
死は本人にとっては地獄だが、なかなか死ねないのは他人にとって地獄だ。
山田風太郎
人生の前半は親によって台無しにされ、人生の後半は子によって台無しにされる。
クラレンス・ダロウ
個人は全体のために、全体は個人のために存在する。
アレクサンドル・デュマ
子どもには食う権利がある。
子どもには遊ぶ権利がある。
子どもには寝る権利がある。
子どもはしかられる権利がある。
賀川豊彦
肖像画を一枚描いてやるごとに、友人がまた一人、減ってゆく。
ジョン・シンガー・サージェント
助言を求めるとき、人は共犯者を探しているものだ。
ラ・グランジュ侯爵
一、国家(藩)は先祖より子孫に伝え候国家にして、我、私すべきものには之無く候。
一、人民は、国家に属したる人民にして、我、私すべきものは之無く候。
一、国家、人民のために樹てたる君にて、君のために樹たる国家、人民には之無く候。
上杉鷹山(ようざん)
ほろほろと鳴く山鳥の声聞けば
父かとぞ思う母かとぞ思う
行基
僕はドラッグなぞやらない。
僕自身がドラッグなんだ。
サルバドール・ダリ
国家は自らの暴力を法律と呼ぶ。
そして、個人の暴力を犯罪と呼ぶ。
エドマンド・バーク
家をおこすも子孫なり、家をやぶるも子孫なり。子孫に道をおしへずして、子孫の繁昌をもとむるは、あしなくて行くことをながふにひとし。
中江藤樹(とうじゅ)
ハンニバルはいかにして勝利を獲得すべきかを知っている。しかし、その使い方を知っていなかった。
プルターク
信用というものは一つできると、信用の上にまた信用がどんどん積み重なっていって、雪だるま式に大きくなるものである。だから信用という階段を上がるだけで、カネはあとからついてくる。
本田宗一郎
悪は河における岸のごときものである。岸は流れを堰(せ)くが、それは流れを推し進めるよすがとなる。この世の悪は、人間が水の流れるごとく善に向かわしめるために存在する。
ラビンドラナート・タゴール
古(いにしえ)の聖人はあるいは愛をもって、あるいは智恵をもって衆生(しゅうじょう)を救おうとした。現代の聖人は術語で人を救おうとする。
中勘助
あらゆる歴史は、天国と地獄の両極端の間にある世界の振動の記録にすぎない。一期間というのは、その振子のひと振りにすぎないのに、各時代の人々は、世界がつねに動いているので進歩しているのだと思っている。
バーナード・ショー
大人の学は道の為なり、小人の学は利の為なり。
揚雄(ようゆう)
英雄とは、戦争だけが仕事の人間であり、偉人とは、あらゆる職業ができる人間、裁判所・軍隊・書斎・宮廷等々どこでも立派にやりこなせる人間であると思われる。しかし、両者を合わせても一人の清廉なひとには及ばない。
ラ・ブリュイエール
改革は内部からなるもので、外部からもたらされるものではない。法で美徳を制することはできない。
エドワード・ギボン
音楽の演奏者や、劇の俳優たちは技術家である。彼らは芸術家ではない。なぜといつて彼らは真の「創作」を持ってゐないぢやないか。
萩原朔太郎
階級選択は自由による選択である。したがって、或る階級に所属するように強制されたり、どれかの階級から閉め出されたりするようなことがあってはならない。
フィヒテ
狼は草に依存する仔羊に依存している。草は狼によって守られている。肉食動物は草木を保護するが、草木は間接的に肉食を養っている。
ポール・ヴァレリー
一滴の油これを広き池水の内に点ずれば散じて満池に及ぶとや。
杉田玄白
嘘とは、私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。だから私は生まれながら嘘を継続している。
サルトル
宇宙は便(すなわ)ち是れ吾が心、吾が心は即ち是れ宇宙。
陸九淵(きゅうえん)
女も凡庸な作家も自画自賛するほどには世間から称賛されない。
ヴォーヴナルグ
教えを受ける人だけが自分を開放する義務を有っていると思うのは間違っています。教える人も己れを貴方の前に打ち明けるのです。
夏目漱石
懐疑の課題がないなら、真理の探究はできない。
倉田百三(ひゃくぞう)
快楽は一種の贅沢である。これを味わうためには、必需物である安堵が、少しでも脅(おびや)かされてはならない。
スタンダール
学問とは、人として踏み行うべき正しい筋道を修行することであって、技能に習熟するだけのものでは、決してない。
橋本左内
学者は、国家を装飾するものだ。
勝海舟
学者になれと人に強制することはできない。誰もが向いてるわけではないのだ。人を教育するには、もっと他の方法がある。
ウォルト・ディズニー
学とは何ぞ博(ひろ)いのと言つた処(ところ)がたかが前世紀のなにがしが遺したる足の痕を花にもムダのあるかぼちや頭掉(ふ)り立てて追ひ行くに過ぎず。
斎藤緑雨(りょくう)
学問は、我々がいかほどまで無知であるかを分からせることよりほかには、ほとんど役に立っていない。
フェリシテ・ド・ラムネー
神が存在するということは不可解であり、神が存在しないことも不可解である。
パスカル
教育で植えつけられた偏見をもとにして、ありきたりの筋道に合った話をする大人の議論よりも、子供たちの予期しない質問から教えられるところが多いと思われます。
ジョン・ロック
学問をするには分限を知る事寛容なり。
福沢諭吉
君子の徳は風。
孔子
過去を知らないで、現在を知ることはできない。
ゲーテ
木屑の浮いた日本の優しい壁の色こそなつかしくなってきます。
林芙美子
借り物の概念と、教育で植えつけられた金は鋳造された自由である。
ドストエフスキー
彼等の最初に踏んだ土の強大な牽引(けんいん)力は永久に彼等を遠く放たない。彼等は到底其の土に苦しみ通さねばならぬ運命を持って居るのである。
長塚節(たかし)
教育とは自然の性、すなわち天性に従うことでなければならない。・・・・・・国家あるいは社会のためを目標とし、国民とか公民になす教育は、人の本性を傷つけるものである。
ルソー
教養は培養である。それが有効であるためには、まづ生活の大地に喰ひ入らうとする根がなくてはならない。
和辻哲郎
金衣玉食を以て君とし、敝衣糲飯(へいいれいはん)を以て民となすべからざる事を知るべし。
松平定信
近代科学の雄大な創造はすべて、次第に人間を、いいうべくんば、自然に直結させ、自然に委ね、人間をして、自然の大いなる諸法則があらわれるよすがとなる一種の道具なり手段なりとしている。身近な自然の中にあらわれる機会を持たなかった、いくつかの法則さえ、人間の作品を通してあらわにされている。
レヴィ=ストロース
この世で変わらないのは、変わるということだけだ。
ジョナサン・スウィフト
資本ある者は、あらゆる権利利益をおさめ、社会の表面に立ち、わが物顔にこの世のなかに飛びまはりをるにあらざるや。法律はとくに彼らのために保護を与へ、政治は彼らの利益のために行なはる。
横山源之助
講義が面白い訳がない。君は田舎者だから、今にえらいことになると思って、今日辛抱して聞いていたんだらう。愚の至りだ。彼らの講義は、開闢(かいびゃく)以来こんなものだ。今更失望したつて仕方がないや。
夏目漱石
経済活動、経済機関、経済合理性は、それ自体が目的ではない。非経済的な目的、すなわち人間的な目的や社会的な目的のための手段である。
ピーター・F・ドラッカー
経済とは貨幣を消費する意味でもなければ、これを節約する意義でもない。それは一国一家の経営と処理の義である。
ジョン・ラスキン
詩人をいぢめると詩がうまれるやうに、科学をいぢめると、いろいろの発明や発見が生まれるのである。
寺田寅彦
下品な服装は服だけが目につき、上品な服装は女を引き立たせる。
ココ・シャネル
幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、それの反対を記憶している人々である。
萩原朔太郎
あっちをむいても、こっちをむいても旅の空なり。
林芙美子
古人はわれわれに英雄叙事詩の模範を残した。そのうちで、英雄が歴史の興味の全部をなしている。だから、われわれはかかる種類の歴史は、この人間時代で、なんらの意味も持たないという考え方に慣れることができない。
トルストイ
この世界で最も理解しがたいことは、この世界が理解できるということである。
アインシュタイン
空はどこに行っても青いということを知るために、世界をまわって見る必要はない。
ゲーテ
雑婚から一夫一妻制度へ。一夫一妻から多夫多妻制度へ。時代はかく必然に推移して行く。
萩原朔太郎
実験科学は、あらゆる自然—知の頂点であって、きわめて重要な実際的効果をあげる。
それは諸科学の女王であり、諸科学はそれの侍女である。
ロジャー・ベーコン
砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・・・・・。
サン=テグジュペリ
産は女の出陣だ。いい子を生むか死ぬか、そのどっちかだ。
有島武郎
子供は大人より働くぞぉ・・・・・・
もっともこれは、大人扱いをしてやればの話だが・・・・・・。
映画『七人の侍』より
この世はすべて舞台だ。
そして男も女もその役者に過ぎない。
シェイクスピア
私は私の家族よりも祖国を愛する。しかし私は私の祖国よりもヒューマニティをもっと愛する。
フェヌロン
支配には二種類ある。一つは、支配欲につき動かされた支配だ。もう一つは、誰からも支配されたくないために行う支配だ。
ニーチェ
資本家は―金利貸、銀行、華族、大金持は、嘘のやうな金を貸して置けば、荒地は肥えた黒猫の毛並のやうな豊饒な土地になって、間違ひなく、自分のものになつてきた。
小林多喜二
現代の社会は孤立した人間の集合体に過(すぎ)なかった。大地は自然に続いているけれども、その上に家を建てたら、忽(たちま)ち切れ切れになってしまった。家の中にいる人間もまた切れ切れになってしまった。
夏目漱石
ジャーナリストは公平な批評家であるよりも、むしろ党派的意見の代表者である。
三木清
社会は個人に対して極刑を加える権利をもつかのようにふるまうが、社会は浅薄きわまりない悪徳をもっていて、己れの行うことを自覚する力がない。
オスカー・ワイルド
自由と我が儘との境は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり。
福沢諭吉
社会は大きく二つの階級から成立している。食欲以上に晩餐会の多い連中と、食事の回数より食欲のほうが旺盛な連中とである。
セバスチャン・シャンフォール
宗教は無知の子供であって、その母よりも永くは生きのびることができない。
ショーペンハウアー
凡ての主義は醜い。
中勘助
宗教なき科学は跛行(はこう)者であり、科学なき宗教は亡者である。
アインシュタイン
人心の理といふものは、古今同じだからナ。たゞその趣が違つて見えるだけだもの。
勝海舟
自由は、贈り物のように差し出されるものではなく、勝利によって獲得される。それは、常に、そして敏感に、追求され続けなければいけない。それは、人間の外に存在する理想などではなく、神話の世界の観念的なものでもない。自由とは、人間が完成を目指して行う冒険のために欠かすことのできない条件である。
パウロ・フレイレ
少にして学べば則ち壮にして為すあり、壮にして学べば則ち老いて衰へず。
佐藤一斎
歴史は犯罪と災難の記録にすぎない。
ヴォルテール
人類から愛国心をたたき出してしまわないかぎり、あなたがたは決して平穏な世界をもたないでしょう。
バーナード・ショー
真の知とは、結局、夜の暗黒の中で目覚めているということに尽きている。
エミール・シオラン
すんなりと信じられるような話を聞いたら、眉に唾をつけたほうがいい。真実というものはそういうものなのだ。往々にして馬鹿みたいな話が真実であり、まともな話が嘘である。
何故なら本当に信じがたいほどの狂気を信じさせるにはまともな話というものが必要であるからだ。
ティム・オブライエン
時こそ最大の改革者である。
フランシス・ベーコン
世論とは万人の意見であって、しかもだれの意見でもない。世論はどの人間のもとにも、しかとは見出されないにもかかわらず、しかも圧倒的多数者の別名にほかならない。
勝田吉太郎
世間に存在する悪は、大半がつねに無知に由来するもので、明識がなければ、善い意志も悪意と同じほどの多くの被害を与えることもありうる。
アルベール・カミュ
すべての悪のうち、うわさがもっとも早し。速さは力を加え、進むに従いて精力をうる。
プーブリウス・ウェルギリウス・マロー
制服というものは、人間に安堵と尊敬とを同時に与える。そして、すべての服装は多かれ少なかれ制服である。
エミール=オーギュスト・シャルティエ
大学という学びの門をくぐるとき、人は最も大切な楽しみ(孤独、読書、想像に遊ぶ時間)を風にふかれる松の木とともに、外へ置いてこなくてはならない。
ヘレン・ケラー
子を思う 親の心は日の光 世より世を照る 大きさに似て
有島武郎
だから美の道はこう教えている。何を作るにしても、材料や工程の性質に逆らってはいけない。その制約を不自由と呼ぶが、それがかえって美を厚く保ってくれるのである。その不自由さが、自ら招く形なり模様なりを、素直に受け取ればいい。それなら美しさに間違いはない。いわば自然の自由さが人間の不自由を超えて、仕事を完成させてくれるからである。
柳宗悦
大学は職業のための訓練学校になりつつある。それは〈教養〉といったことにまったく無関心の全権主義者たちによって要請されているからである。
バートランド・ラッセル
それ学問は心の汚れを清め、身の行ひを良くするを以て本実とす。
中江藤樹(とうじゅ)
神道に書籍なし。天地をもつて書籍とし、日月をもつて証明となす。
吉田兼倶
第九交響曲は合流点である。
第九交響曲はまた他の八つの交響曲とは異なり、山頂から過去全体を鳥瞰(ちょうかん)する〈回顧〉である。
ロマン・ロラン
大衆というものは、その本質上、自分自身の存在を指導することもできなければ、また指導すべきでもなく、ましてや社会を支配統治するなど及びもつかないことである。
オルテガ・イ・ガセット
強い人間のみが愛を知っている。
愛のみが美を把握する。
愛のみが芸術を形づくる。
リヒャルト・ワーグナー
ディズニーランドは永遠に完成しない。この想像力が残っている限り、成長し続ける。
ウォルト・ディズニー
革命は些細(ささい)なことではない。
しかし、些細なことから起こる。
ゲーテ
他のすべてを自由以上に知り、発表し、良心に従って自由に議論する自由をわれらにあたえよ。
ジョン・ミルトン
人間が生きている社会的基盤は、一瞬たりとも安定することなく、いろいろの変動によってつねに変化している。
エーリッヒ・アウエルバッハ
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人皆同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きを以て、天地の間にあるよろずの物を資(と)り、以て衣食住の用を達し、自由自在、互に人の妨をなさずして、各安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。その次第甚だ明なり。実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由(よ)て出来るものなり。
福沢諭吉
東洋では生と死は、いわば本の中の1ページです。そのページをめくれば、次のページがでてくる、つまり新たな生と死が繰り返される。ところが、ヨーロッパでは、人生とは一冊の本のようなもので、初めと終わりがあると考えられています。
クーデンホーフ=カレルギー
どんなものでも、自然という造物主の手から出るときは善であり、人間の手に渡ってからは悪となる。
ルソー
人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。
カール・マルクス
難問は分割せよ。
デカルト
人間が神のしくじりに過ぎないのか、神が人間のしくじりにすぎないのか。
ニーチェ
人は二つの方法によって生きる。つまり、社会に従うか、自然に従うかである。
ヴィクトル・ユーゴー
世路は平々坦々たるものにあらずといえども、勇往邁進すれば、必ず成功の彼岸に達すべし。勤勉、努力、節倹、貯蓄、一日も怠るべからず。
安田善次郎
政治とは、支配者と民衆の間に結ばれる単純な契約である。
ルソー
秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず。
世阿弥
人間は、自然によって生かされてきた。
古代でも中世でも自然こそ神々であるとした。このことは、少しも誤っていないのである。
司馬遼太郎
一つのものにとってのあらゆる善は、必然的に他のものにとっての悪であり、一階級のあらゆる解放は、他の階級にとっては新しい圧迫である。
フリードリッヒ・エンゲルス
人情は依存症を歓迎し、義理は人々を依存的な関係に縛る。義理人情が支配的なモラルであった日本人の社会は、かくして甘えの瀰漫(びまん)化した世界であった。
土居健郎(たけお)
美は次々とうつりかはりながら、その前の美がしなない。紀元前三千年のエジプト芸術は今でも生きて人をとらへる。
高村光太郎
人間というものは、進歩に進歩を重ねたあげくの果てに、文明と名づけられるもののいきすぎのために、自滅して斃(たお)れてしまう日がくるように思われる。
ファーブル
普通の人間であることに満足できない人に対して、わざわざ人生を不愉快にさせる卑俗な生意気な匿名の暴君、輿(よ)論。
イング
人気の険悪は山道の険悪よりなお悪いと見える。
中里介山
一人でいる限り、人は己自身であることができない。
モラリストの馬鹿どもは愛することは自分を忘れることだなどという。
これはあまりにも単純な見方だ。
人は自分から抜け出すほど一層自分となる。
また一層よく自分の生きていることを感ずる。
薪(まき)を穴倉の中でくさらせてしまってはならぬ。
エミール=オーギュスト・シャルティエ
百兵を養うは、ただ平和を守るためである。
山本五十六
美は人を沈黙させるとはよく言われる事だが、この事を徹底して考えている人は、意外に少ないものである。優れた芸術作品は、必ず言うに言われぬ或るものを表現していて、これに対しては学問上の言語も、実生活上の言葉も為す処を知らず、僕等は止む無く口を噤(つぐ)むのである。
小林秀雄
不滅とは、未来のない観念である。
アルベール・カミュ
門は市の如く、心は水の如し。
班固(はんこ)
貧困は、私たちが生きている間に地上からなくすことができる。
ムハマド・ユヌス
人は生まれながらにして貴財貧富の別なし。唯学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり、下人となるなり。
福沢諭吉
貧乏人けっこう。誰もお前のその貧乏を盗もうとはしないのだから。
シェイクスピア
ベッドは我々の全生涯を包む。というのは、我々はベッドで生まれ、生活し、そこで死ぬのだから。
モーパッサン
不幸なそして同時に幸福な お前たちの父と母との祝福を胸にしめて 人の世の旅に登れ。
前途は遠い。そして暗い。然(しか)し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者よ。
有島武郎
不注意な運転をする人が安全なのは、もう一人の不注意なドライバーと出会うまで。
スコット・フィッツジェラルド
変革というのは、一つ起こると、必ず次の変革を呼ぶようにできているのである。
マキャヴェッリ
道は天地自然のものなれば、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己(こっき)を以て終始す可し。
西郷隆盛
味方の協和が得られて、初めて地形の有利さも、自然の条件も役に立つのである。それ故に、国家の務めを論ずる場合には、まず味方の協和の問題を取り上げねばならない。
吉田松陰
望郷の歌をうたうことができるのは、故郷を捨てた者だけである。
寺山修司
未だ曾(か)つて邪は正に勝たず。
菅原道真(みちざね)
もちろん金は絶対的な力である。と同時に、平等の極致でもある。金の持つ偉大な力は、まさにそこにあるのだ。金はすべての不平等を平等にする。
ドストエフスキー
実なき学問は先づ次にし、専ら勤むべきは、人間普通日用に近き実学なり。
福沢諭吉
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある人と、栖(すみか)とまたかくのごとし。
鴨長明
民集の飢えたとき、幾多の帝国は崩壊し、いかなる強力政権も、恐怖政治も潰(つい)え去った。
林語堂(りんごどう)
世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一片起こったことはいつまでも続くのさ。ただいろいろな形に変わるから他にも自分にも解らなくなるだけの事さ。
夏目漱石
昔、羽振りのよかった者は復古を主張し、いま羽振りのよい者は現状維持を主張し、まだ羽振りのよくない者は革新を主張する。
魯迅(ろじん)
世の中さまざまにつけて はかなくうつりかはるありさま
紫式部
世の中は何か常なる飛鳥川 昨日の淵ぞけふは瀬になる
作者不詳
山は静かにして性をやしなひ、水はうごいて情を慰(いや)す。
松尾芭蕉
世の中にはただ面倒臭い位な単純な理由でやめることのできないものがいくらでもあるさ。
夏目漱石
雪は天から送られた手紙である。
中谷宇吉郎
労働の一部は身を養いますが、他の一部は人間を築きあげるのです。
サン=テグジュペリ
良い戦争などかつて一度もあったためしがない。悪い平和もしかり。
ベンジャミン・フランクリン
わたれぬような河のむこうに のぼれぬような山があった 山のむこうは海のような
海のむこうは街のような 雲は暗く― 空想が罪だろうか 白い額縁の中に そんな絵がある
谷川俊太郎
ライオンという言葉ができるまでは、それは、爪と牙を持った、素早い、不安な悪玉であったが、いつからともなくライオンと命名されてからは、それはやっぱり、爪と牙を持った、素早くて、おそろしい、しかし、ただの、四足獣となってしまったのである。必要にして完全な条件を満たした定義がアマゾンに与えられて不安が人間から消え、ただの大きな河となってしまうのはいつのことだろうか。
開高健
理想主義のない現実主義は無意味である。現実主義のない理想主義は無血液である。
ロマン・ロラン
ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ
わたしにつながるにんげんをかえせ にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを へいわをかえせ
峠三吉
成功の栄光にあこがれることは、とがむべきでない。ただ、栄光にのみあこがれて、その日を空費することこそ、とがめられるべきである。
ジュール=アンリ・ポアンカレ
歴史的に真理なる人が世間に迫害されるのは世の常である。
それゆえ、不当な扱いを受けるのは、偉大な心の持ち主にとっては気持ちがいいものだ。
シラー
労働は最良のものでもあり、最悪のものでもある。自由な労働であるならば、最善のものであり、奴隷的な労働であるならば、最悪のものである。
エミール=オーギュスト・シャルティエ
われわれの職業の大半は狂言である。そのたずさわる役目が変わるたびに、新たな形をとり、新たな存在に変質する物もある。
モンテーニュ
わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのみこむことができます。
宮沢賢治
専門家というものは全体の関係は見ていない。専門家の知識は使うべし。それに吞まれてはいかん。
正力松太郎
運は水の上を流れている。命がけで飛び込んでつかむ度胸と、その運を育てる努力がなければ我が身につかない。
浅野総一郎
私は教師ではなく、道を尋ねられた同行者にすぎない。
バーナード・ショー
理性、判断力はゆっくりと歩いてくるが、偏見は群れをなして走ってくる。
ルソー
まず、戦争の論理の最大の力は戦争は不可避だという信念、或いは実感の中に横たわっている。この不可避だという人間の奥底に巣くったくらい実感は、戦争に対するすべての価値判断と抵抗を空しいものと思わせる魔法の力を所有している。
久野収
歴史はいつでも敗者に背を向けて、勝者を正しいものとするものだということを忘れてはならない。
シュテファン・ツヴァイク
我々を支配する道徳は資本主義に毒された封建時代の道徳である。我々はほとんど損害のほかに、何の恩恵にも浴してゐない。
芥川龍之介
人は自然の全体なり。故に自然を知らざる則(すなわち)は吾が身神の生死を知らず、生死を知らざる則は自然の人に非(あら)ず。人に非ずして、生きて何をか為さんや。
安藤昌益
われわれは平和について語るとき、なんとなく抽象的な平和を考え、それにわれわれの希望を託し、現実の世界の恐怖を対比させてしまう。しかし、抽象的な平和などありはしない。存在する具体的な平和は、すべて但し書きを必要とする。そこにわれわれの置かれた苦境があるのだし、その苦境に直面することがわれわれのつとめなのである。
高坂 正堯
魚よ、お前たちは恋文をやりとりしたりはしない、己れ自身の優雅さのなかにお前たちは欲望を見出す。両性ともにしなやかな自瀆(じとく)者、魚よ、お前たちの官能の陶酔の前に私は脱帽する。
ルイ・アラゴン
天地は万物の逆旅にして、光陰は百代の過客なり(天と地は万物が一夜を過ごす宿であり、時間は天と地の間を旅する永遠旅人だ)。
李白
キリストは仮説のうえに作られている。神の存在、聖書の権威、そんなものはみな疑問だ。
ニーチェ
花の形と色の多様さ―創造についての近似的なイメージをこれほど正確に与えてくれるものはない。
花の素朴さなんていったい誰が言いだしたのだろう。すべてが規格はずれで、思いがけなく、過剰で壮大なんだ。
マルセル・ベアリュ
私はアテネ人ではない、ギリシャ人でもない、世界の市民である。
ソクラテス
卵の下の部分は下にある大地となり、卵の上の部分は上にある大空となった。黄味の上のほうは、太陽となって輝き、白味の上のほうは、月となって照らした。卵の中のまだらなもの、それは星となって大空へ、卵の中の黒いもの、それは天空の雲となった。
エリアス・リョンロート
全てのベトナムの人々は全ての彼らの肉体的および精神的な強さを動員する決心を、そして彼らの独立と自由を保護する為に彼らの命と資産を犠牲にする覚悟を固めている。
ホー・チ・ミン
人間の不安は科学の発展から来る。進んで止まる事を知らない科学は、かつて我々に止まることを許して呉れた事がない。
夏目漱石
心だに誠の道にかなひかば 祈らずとても神や守らん
菅原道真(みちざね)
人間万事往くとして、塞翁(さいおう)が馬ならぬはなし。そは福の倚(よ)る所、はた禍(わざわ)ひの伏する所。
滝沢馬琴
道徳と理性とは、人類を下等動物より区別する所の重なる性質也。然れども吾人に最大の幸福を与へ得るものは是の両者に非ずして実は本能なることを知らざるべからず。
高山樗牛(ちょぎゅう)
最も正しき戦争よりも、最も不正なる平和をとらん。
キケロ
言葉の一つ一つは凡てが生ける言霊である。生物である。
北原白秋
非は理に勝つこと能(あた)はず。理は法に勝つこと能はず、法は権に勝つこと能はず、権は天に勝つこと能はず、天は明にして私なし。
楠木正成
もっとも日常的な現象として、日本人は「家」を「うち」としてとらえている。家の外の世間が「そと」である。そうしてその「うち」においては個人の区別は消滅する。
和辻哲郎
卑屈の奴隷に安んじて共に満足する人民等は、これは国家の良民ではない。ほんに国家の死民である。
植木枝盛(えもり)
人というものが世にあるうち、もっとも大切なのは出処進退の四字でございます。そのうち進むと出づるは人の助けを要さねばならないが、処(お)ると退くは、人の力をかりずともよく、自分でできるもの。
河井継之助
正義がほろぶるなら、人はこの世界に住む必要はない。
カント
私は国民の気に入らない政策もやる。
石橋湛山
自由とは、自分が「自由である」と信ずるところの、一つの幻覚にすぎないのである。
萩原朔太郎
堪忍(かんにん)は身を守るの第一なり。堪忍のなる事は、十全に至らねば家をも国をも起す事はならぬものなり。
徳川家康
いかなる問題も正しく解決せられるまでは解決せられたのではない。
ウィルコックス
神とは人なり。
新井白石
不滅の精神は沈黙に長じ、深甚(しんじん)なる歓喜は無言に来る。人生は沈黙に始まり沈黙に終わる、神は説明せられざるなり。
スポルディング
力は一切のものを征服する、しかしその勝利は短命である。
エイブラハム・リンカーン
小さい事に身を入れすぎる人は、通常大きな事ができなくなる。
ラ・ロシュフコー
私は自由主義者ではあるが、国家に対する反逆者ではない。
石橋湛山
もし、わたしが冒険をしそこなったとしたら、それならそれで、人生が罰を加えてわたしを助けてくれるだろう。しかし、わたしがまったく冒険をしなかったとしたら、そのときには、いったい誰がわたしを助けてくれるだろうか。
キルケゴール
世の中の人がすべて常に衷心(ちゅうしん)に忠如の精神すなわち仁を絶たず、これを実行して往けば、世の中のことは円滑に進行し、人々平和に生活してゆけるものである。仁者に敵なしとはすなわちこのことなり。
渋沢栄一
しかない、というものは世にない。人よりも一尺高くから物事をみれば、道はつねに幾通りもある。
坂本龍馬
君、人に熱と誠があれば何事でも達成するよ。よく世の中が行き詰まったと云う人があるが、是は大いなる誤解である。世の中は決して行き詰まらぬ。若し行き詰まったものがあるならば、これは熱と誠がないからである。
北里柴三郎
ああ、われわれ、友愛のためにこの大地に準備をしようとしたわれわれは、自分では友愛をもつことができなかったのだ。
だが、きみたちは、人間が人間を助けあう時代をむかえるのだ。そのときはどうかわれわれのことを寛大に考えて、しのんでくれ。
ベルトルト・ブレヒト
遠くして遠からざるは即ち我が心なり。絶えて絶えざるは是れ我が性なり。
空海
国の為重き務めを果たし得で、矢弾尽き果て散るぞ悲しき。
栗林忠道
どの時代にもそれぞれの課題があり、それを解くことによって人類は進歩する。
ハインリヒ・ハイネ
個人における狂気はわりあい稀なものである。しかし集団、院派、国民、時代等においては狂気は通則である。
ニーチェ
人類の意識がかれらの存在を決定するのではなく、むしろその反対に、人類の社会的存在がかれらの意識をも定めるのである。
カール・マルクス
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)をともにして国家の大業はなしえられぬなり。
西郷隆盛
神々については、彼らが存在するということも、存在しないということも、またその姿がどのようなものであるかということも知ることは出来ない。何故なら、それを知ることを妨げるものは多いから(中略)人間の生命も短いから。
万物の尺度は人間である。有るものどもについては、有るということの。有らぬものどもについては、有らぬということの。
プロタゴラス
戦争の責任は、偉い人たちや、政治家、資本家だけにあるとは思いません。そうではなく、名もない一般の人たちにも責任があるのです。そうでなかったら、世界じゅうの人びとは、とっくに立ち上がって、革命を起こしていたでしょう!
アンネ・フランク
〈自然の克服〉・・・・・・これは、人間が得意になって考え出した勝手な文句にすぎない。生物学、哲学のいわゆるネアンデールタール時代にできた言葉だ。自然は、人間の生活に役立つために存在する、などと思い上がっていたのだ。
レイチェル・カーソン
あきらめるんではなく、気が弱いんだと思ってしまうんだ。そうすれば何かしら、自分なりに積極的になれるものが出てくるかもしれない、つまらないものでも、自分が情熱を賭けてうち込めば、それが生きがいだ。
岡本太郎
プロレタリアートは鎖以外に失うべきなにものも持たない。彼らは勝ち取るべき世界を持っている。万国の労働者よ、団結せよ!
カール・マルクス、フリードリッヒ・エンゲルス
世の中は空しきものと知る時し 愈(いよ)よますます悲しかりけり
大伴旅人(おおとものたびと)
デモクラシーなる言葉は、・・・・・少なくとも二つの異なった意味に用いられておるように思う。一つは「国家の主権は法理上人民にあり」という意味に、又もう一つは「国家の主権の活動の基本的な目標は政治上人民にあるべし」という意味用いらるる。
吉野作造
平和は人類最高の理想なり。
ゲーテ
戦争は畜類がするにふさわしい仕事だ。しかもどんな畜類も、人間ほど戦争をするものはない。
トマス・モア
私どもにとりまして愛すべき名としては、世界にただ二つあるだけであります。その一つはイエスでありまして、他の一つは日本であります。
内村鑑三
天道と人道はまったく別のものだから、天理は永遠に変化なく、人道は一日怠ればたちまち廃れる。
二宮尊徳
事実というものは存在しない。存在するのは解釈のみである。
ニーチェ
日本人は恥辱感を原動力にしている。明らかに定められた善行道標に従えないこと、いろいろの義務の均衡をたもち、または起こりうるべき偶然を予見することができないこと、それが恥辱(はじ)である。恥は徳の根本である、と彼らは言う。恥を感じやすい人間こそ、善行のあらゆる掟を実行する人である。
ルース・ベネディクト
それ往生極楽の教行は、濁世末代の目足(もくそく)なり。道俗貴賤、誰か帰せざる者あらん。
源信
永遠は人生よりもそんなに長くはない。
ルネ・シャール
明確に見ることは、詩であり予言であり宗教であり、一つですべてを兼ねる。
ラスキン
弱者は輿(よ)論におびえ、愚者は拒否し、賢者は判断し、達者な者はこれを左右する。
ローラン夫人
人々は、自分の頭脳や心を養うためよりも何千倍も多く、富を得るために心を使っている。しかし、私達の幸福のために役立つものは、疑いもなく人間が外にもっているものよりも、内にもっているものなのだ。
ショーペンハウアー
人間は一般に内容からよりも外見から一層多く判断する。だれもみな眼は持っているが、洞察の才を持つものは稀である。
マキャヴェッリ
日本人の宗教意識の特異性とのゆえに、まことに複雑多様である。神という概念はなんらの基準も典型もなく、ただばらばらに多様である。
磯部忠正
動物はほんとうに気持のいい友達である。彼らはいかなる質問もしないし、いかなる批評もしない。
ジョージ・エリオット
果たして人は、不徳なくして徳を、憎しみなくして愛を、醜なくして美を考えることができるか。実に悪と悩みとのおかげで、地球は住むにたえ、人生は生きるだけの値打ちがあるのである。
アナトール・フランス
摩擦は現実の戦争と机上の戦争をかなり一般的に区別するところの、唯一の概念である。
カール・フォン・クラウゼヴィッツ
人生本来戯(たわむ)れと知りながら、この一場の戯れとしないでまじめに勤めていくことが大切である。
福沢諭吉
名に背き義に戻り天時人事にそむき候(そうろう)て勝利を全うし候例、古今和漢未だ聞かざる所なり。
大久保利通
非暴力抵抗者は、主張する。全世界の抑圧された人々は人間性の尊厳をまもるための闘いに際して、反対者に対して寛容さを失ったり増悪の闘いにふけったりする誘惑に屈してはならない。暴力に対して、暴力をもってむくいることは、なんら効果をもたらさず、かえって宇宙のなかの憎しみを強めるにすぎない。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
人類の歴史は、虐(しいた)げられたものの勝利を忍耐強く待っている。
ラビンドラナート・タゴール
世の中の得を思うことはよろしいが、己れ自身の利欲によって働くは俗である。仁義に欠けると、世の中の仕事というものは、段々衰微してしまうのである。
渋沢栄一
人生最初の四十年は私たちにテキストを与えてくれる。それからの三十年はテキストについての注釈を与える。
ショーペンハウアー
たとえ自分はもっと大きなことをする人間だと自信していても、その大きなことは片々たる小さなことの集積したものであるから、どんな場合も軽蔑することなく、勤勉に忠実に誠意を籠めてその一事を完全にし遂げようとしなければならぬ。
渋沢栄一
雄弁の秘訣は一に熱誠、二に熱誠、三に熱誠、ただ熱誠のある所にのみ真の雄弁は存する。
ウィリアム・ブース
人々が、かれらのすべてを威圧しておく共通の力なしに生活している時代には、かれらは戦争とよばれる状態にある。しかもその戦いは、各人の各人にたいする戦いである。
トマス・ホッブス
戦争を望む者はありえない、それはつねに余儀なくされたものだ、と、このように考えるところから、彼らは戦争の聖なる旗印をあたりにさがす。
エミール=オーギュスト・シャルティエ
平和、通商、すべての国家との正直な交友関係。――いかなる国家とも煩わしい同盟関係に入らないこと。
トマス・ジェファソン
政治においては、実生活とおなじく、何よりもまず実現可能のことを欲求すべきだ。
ハインリヒ・ハイネ
一、神の罰より、主君の罰おそるべし。臣下、万民の罰おそるべし。
一、政道に私なく、そのうえ、我が身の行儀作法乱さずして、万民の手本となるべし。
黒田官兵衛
簡潔は知恵の精神(たましい)。
シェイクスピア
公衆ほど賤(いや)しく馬鹿で卑劣で哀れで利己的で意地悪で妬み深く恩知らずな動物はない。それは最大の臆病者である。何となればそれは自らを恐れるからである。
ウィリアム・ハズリット
我々にとって真理と自由の最も危険な敵――それはぎっしりつまった多数票である。
イプセン
人間ってものは、自分が無鉄砲で悪い者であると思いたがる。だが、実はそのどっちでもない。ただ臆病だというだけさ。
バーナード・ショー
悪が物質から来るものとすれば、我々には必要以上の物質がある。もし悪が精神から来るものとすれば、我々には多すぎるほどの精神がある。
ヴォルテール
平和は戦争よりもよい。
というのは、平時において息子たちは父親を埋葬し、
戦時において父親たちが息子たちを埋葬するからである。
フランシス・ベーコン
私は生物を見た時にはいつでもそこに権力への意志を見出した。
ニーチェ
人間というものは必然的に情念の虜になる。それゆえ国家の安泰が個人の道義に依存しているような国家や、清廉な人々の手に委ねられなければ政治が正しく取り行われないような国家は、極めて不安定なものだろう。
スピノザ
人間は自然のままならば善である。現代の社会組織によってのみ邪悪にせられる。
ルソー
資本は死せる労働である。それは吸血鬼のごとく生きた労働を搾取することによってのみ生きる。そして資本が生きれば生きるほど資本はそれだけ搾取する。
カール・マルクス
人の数だけ意見がある。
テレンチ
一度信用を得ば進路はおのずから開けん。
エドマンド・バーク
すべての人が自由になるまではだれも完全に自由なり得ない。すべての人が道徳的になるまではだれも完全に道徳的なり得ない。すべての人が幸福になるまではだれも完全に幸福にはなり得ない。
ハーバート・スペンサー
人間の自由を奪うものは、暴君よりも悪法よりも、実に社会の習慣である。
J・S・ミル
理想はおそろしくひきつける力を持っており、見たことがないのに知っているような気持ちになる。それは、見たことのない母を探し求めている子が、他の人を見てもこれは違うとすぐ気がつくのに似ている。だから基調になっているのは「なつかしい」という情操だといえよう。これは違うとすぐ気がつくのは理想の目によって見るからよく見えるのである。そして理想の高さが気品の高さになるのである。
岡潔
人間はすこしぐらい品行は悪くてもよいが、品性はよくなければいけないよ。
小津安二郎