• ひとりでのんびりやってます。

お金を貸すこと、借りること

借金は底なしの海である。
カーライル

借金は愚行と犯罪の多産な母親であり、知恵の不足はその父親である。
ベンジャミン・ディズレーリ

実務には役に立たざるうた人と 我を見る人に 金借りにけり
石川啄木

私たちがどんな賦課(ふか)も利子もなしに、進んで喜んで貸したり掛け売りしたりすべきである。
ルター

窮境の中でこそ、潔い態度を。
ヘミングウェイ

借金を返すということは収入の問題ではない。性質の問題だ。
ローガン・スミス

もとよりもかりの世なればかるもよし 夢の世なれば寝るもまたよし
たはれぐさ

銀行は快晴のときに傘を貸してくれて、雨が降りだすとその傘を返してくれというところである。
ロバート・フロスト

借の一字は家をほろぼすもとである。この一字をかたく禁じないといけない。
貝原益軒(かいばらえきけん)

金銭は底のない海のごとし。良心も名誉も溺れては浮かばれず。借金をするものは自由を売ることなり。
ベンジャミン・フランクリン

銀行を設立することに較(くら)べたら、銀行強盗など些細(ささい)なものだ。
ベルトルト・ブレヒト

無一文でも借金が無ければ金持ちに近い。
フランスのことわざ
公認して利子を和らげる方が、黙許(もっきょ)しておいて暴れほうだいにするよりは、よい。
ベーコン

水ごころ無ければ質も流されて 袷(あわせ)のぬきできるもきられず
平沢常富

返すつもりで借りるのは、大いなる軽率だ。
フリーデル

朝起きのわるい者に金を貸すな。
日本のことわざ

世界にこわきものは、酒の酔と銀の利にて御座候。
井原西鶴

借金をするのは乞食をするのと同じように、良いことではない。
ゴットホルト・エフライム・レッシング

借金は智慧(ちえ)だ。
斎藤緑雨(りょくう)

負債ほど苦しい恐ろしいものは無い。借金をする勿(なか)れ。
島崎藤村

銀行を襲うのと銀行を開くのは、どちらがより大きな罪であろう?
テッド・アラン

敵を作りたければ、金を貸して催促せよ。
イギリスのことわざ

金は敵に貸せ。そうすれば、その人はやがてあなたの味方になろう。
ベンジャミン・フランクリン

銀行というのは、カネを借りる必要がないことを証明できる人にだけ、カネを貸す場所だ。
ボブ・ホープ

借りるときは天使、返す時は悪魔。
フランスのことわざ

現代では、すべてのまともな人々は自分の収入で生活をし、堅気(かたぎ)でない人々は他人の金で生活する。
サキ

高利貸に金を貸りるのは金廻りのいい者に限ってゐる。
内田百閒(ひゃっけん)

病の苦しきよりも、なほ苦しきは負債の呵責(かしゃく)。
曲亭馬琴(ばきん)
借りに来たときに金が足りない人々は、返済しに来たときも金が足りない。
オリヴァー・ゴールドスミス

財布が軽ければ心は重い。
ゲーテ

人はよく、お金の有難味(ありがたみ)と云う事を申すけれど、お金の有難味の、その本来の妙諦(みょうてい)は借金したお金の中にのみ存するのである。自分が汗水たらして、儲からず、乃(すなわ)ち他人の汗水たらして儲けた金を借金する。その時、初めてお金の有難味に味到(みとう)する。だから願わくは、同じ借金をするにしても、お金持ちからではなく、仲間の貧乏人から拝借したいものである。なお慾(よく)を申せば、その貧乏仲間から借りてきた仲間から、更(さら)にその中から貸して貰うと云う所に即(すなわ)ち借金の極致は存するのである。
内田百閒

友人に貸した金は敵(となった友人)から埋め合わせることになる。
ドイツのことわざ

借りたり貸したりすることが、どうしてもなければならないし、人間の心が冷酷で、ただで貸そうとしないものであるから、利子は許されなければならないということになる。
ベーコン

債務の蓄積さえもが資本の蓄積として現れるというこの事実が、信用制度のもとに生ずる歪曲(わいきょく)の完成である。
マルクス

借金と金貸しに依存する家庭生活には、自由もなければ、美しさもありません。
イプセン

すべて商売は、売りて喜び、買いて喜ぶようにすべし。売りて喜び、買いては喜ばざるは道にあらず。貸借の道も、また貸して喜び、借りて喜ばざるは道にあらず。
二宮尊徳
人類の種類は二つのまったく異なる人種、つまり借金するひとと、金を貸すひととから構成される。
チャールズ・ラム

誰にも愛あるいは借金を押し付けてはならない。
ユダヤのことわざ

保証人とならば破滅は近きにあり。
ギリシャ七賢人

借金して明日起きるより、今夜食わずに寝よ。
ベンジャミン・フランクリン

私が長い間の経験によって考えて見ても、人に金を借りる場合、今仮に十五円なければ困ると云うのを、ついでだから半端を上げて二十円と云う事にして切り出そうと云う事は出来るものではない。十五円なければ差し繰りはつかないのだが、しかしまあ十円だけ頼んで見て、後は別に何とかしようと考えるのが普通である。だから貸してくれる側の人は、相手が頼んだ額を値切ったりする事はよくない。
内田百閒

貸すくらいなら一シリング与えよ。さもないと二シリング半を失う。
トーマス・フラー

たとえ不本意ながらにせよ誰かを欺(あざむ)いたり嘘を言ったりしないとか、また、神に対してお供えをすべきものをしないままで、あるいは人に対して金を借りたままで、びくびくしながらあの世へ去るといったことのないようにすること、このことのために、お金の所有は大いに役立つのである。
プラトン

愚か者だけが貸すというものが三つある。それは本、雨傘、金だ。
T.S. クローフォード

銀行は宗教的道徳的な施設である。その銀行業者に睨まれてはいけないという恐怖で、どれほどの若い商人が無鉄砲な友達から離れていったことか。銀行業者の尊敬を受けるよう、つねに尊敬に値するよう、彼は努力する。
マルクス

保安官でなければ、それは信販会社である。私は電気掃除機よりも自分に愛着がある。
ジョッシュ・ビリングズ

返済する術(すべ)を知らなければ、金を借りるな。
ゴットホルト・エフライム・レッシング
金の価値を知りたければ借金をしてみよ。
イギリスのことわざ

金が自立への希望であるならば、決して手には入らない。
この世で手に入れられる唯一の真の保証は、知識、経験、能力の蓄えである。
ヘンリー・フォード

金銭は貧者のクレジットカードである。
マーシャル・マクルーハン

貨幣は空から降ってくるのではありません。だれかから借りてくるのです。
ルドルフ・シュタイナー

富者は貧者を治め、借者は貸人の僕(しもべ)となる。旧約聖書』より

貸したお金がお客様のところへ行って役に立ち、働いてくれるように、と言って送り出す。お客様のためになるお金は貸すが、いくらいい担保があるからと言っても、ためにならないお金は貸してはならない。
小原鐵五郎(おばらてつごろう)

傲慢は借りを作りたくないと言い、我欲は金を払いたくないと言う。
ラ・ロシュフコー

もし誰かに金を貸すのなら、彼の個性が担保をしのぐかを確認せよ。
H・ジャクソン・ブラウン・ジュニア

友情という神聖な情熱は、実に美しく、揺るぎ無く、気高く、永続的な性質を持っている。だから、それは全生涯を通して存続するものだ。ただ、金を貸してくれとさえいわれぬ限り。
マーク・トウェイン

自分の収入の範囲で生活している人は、想像力の欠如に苦しむ。
ライオネル・スタンダー

借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔(えんま)面。
日本のことわざ
債権者は奴隷の主人よりも悪いと彼は思っていた。なぜなれば、主人は単に身体を所有するのみであるが、債権者は人の威厳を所有しそれを侮辱することができるからである。
ヴィクトル・ユーゴー

借金だけはするな。たとえ何か没頭できるものを見つけたとしても。
ジョッシュ・ビリングズ

わたしが借金を払う場合には、義務を果たしているのだ。施しをするときには、自分に喜びをあたえているのだ。
ルソー

貸借の場合において、借りているひとは自分の借りている相手の存在しないことを願うのに対して、貸したほうのひとは借り手の安全のために心遣いするのである。
アリストテレス

貸すも親切、貸さぬも親切。
小原鐵五郎

実際には負債があるのに、返済するように督促されると、『あなたからの負債はない』といって言い逃れる人―彼を賤(いや)しい人であると知れ。
仏陀

アッラーは商売はお許しになった、だが利息取り禁じ給(たも)うた。コーラン』より

保証人になることは、一人の人間としてあまりにも高ぶったことである。
ルター

金を貸した者は、金を借りた者より記憶が良い。
ベンジャミン・フランクリン

何国の浦にても、ないものは金、あるものは借銭。
曲亭馬琴

自分の財産を清算し借金をなくしようとするにあたっては、あまり急にすると、あまり長く放っておくのと同じぐらいに害を受けることがありうる。
ベーコン

借金を断ったために友を失うことはないが、金を貸せばかえって友を失いやすい。
アルトゥール・ショーペンハウアー

担保を取って金を貸すのとそうでないのとでは、受け取る側のありがたみに雲泥(うんでい)の差がある。
小原鐵五郎
利息のない財貨を貸すべきではない。民がずるけるのである。民は、利息のある財貨を貸して、出精(しゅっせい)さすべきはずのことになっている。(略)利息を取るのは、天地の理である。
海保青陵

返済できない金額を人に貸し付けることは、人として最もひどい仕打ちのひとつである。
ジェシー・H・ジョーンズ

借金の致命的欠点は、まさにそれを返さなくてはならないことである。
モーパッサン

人に恩恵を施(ほどこ)すには、初めは手うすくしてから後に手あつくするがよい。先に手あつくしてあとで手うすくすれば、人はその恩恵を忘れるものである。
洪自誠

親戚・朋友に対して金をやりとりする時、自分の金を損しないように、自分の利益になるようにしようとすると、不快なことがおこる。
貝原益軒

信用は資本なり。
イギリスのことわざ

金は喋る。しかし、クレジットはこだまする。
ボブ・サヴス

誰もあなたの安否を気にしないと思うのなら、車のローンの支払いを二ヵ月ほど忘れてみるといい。
アール・ウィルソン

物乞い。完全に根絶されなければならない!実際、彼らに与えることは不快で、与えないことも不快である。
ニーチェ

不幸にも物乞いがあなたの宿命ならば、大きな門だけを叩きなさい。
アラブのことわざ